Event
[2022/2/8 Tue開催]「ローカルの持続可能性とサーキュラーデザイン」
(2022/5/25 追記)本イベントのアーカイブ動画は、下記よりご覧いただけます。
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このイベントはゲストスピーカーに新庄村出身の工学研究者・津田和俊さん(京都工芸繊維大学 講師)を迎え、2月1日(火)に発売される新刊「サーキュラーデザイン 持続可能な社会をつくる製品・サービス・ビジネス」についてお話を伺いながら、ローカルにおける地産素材の循環、サーキュラーデザインについて考えます。
モデレーターを務めていただくのは株式会社インフォバーン代表取締役会長(CVO)の小林弘人さん。1994年に雑誌「ワイアード」日本版を創刊、編集長を務めたのち、『フリー』『シェア』『パブリック』など、数々の書籍の監修・解説を手がけた日本有数のビジョナリー・小林さんとともに、サーキュラーエコノミーの現在をよみほどいていく1時間です。
また本イベントは、岡山県新庄村の木工オープンファクトリー・FabSpaceShinjo( https://noph.localinfo.jp/ )の運営を担う、地域おこし協力隊の応募ガイダンスとしても位置付けており、岡山県新庄村のような過疎最前線の地域が今後向かうべき方向について、理解を深める機会として準備をしています。応募を検討されている皆さまはぜひご参加ください(※地域おこし協力隊の応募を検討されていない方のご参加も歓迎です)。
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日時:2022年2月8日(火)21:00-22:00
テーマ:「ローカルの持続可能性とサーキュラーデザイン」
参加費:無料
定員:50名
スピーカー:津田和俊さん(京都工芸繊維大学 講師)
モデレーター:小林弘人さん(株式会社インフォバーン代表取締役会長(CVO))
形態:Zoomウェビナー形式
※参加者には前日までにZoom URLを送信します。
※配信動画は編集のうえ、後日公開いたします。
[募集終了]里山空間デザインコンペ - 森に、居場所をつくる
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※2021/11/1更新
全国より39点の作品を応募いただき、下記の通り受賞作品を決定いたしました。たくさんのご応募いただき、ありがとうございました。最優秀作品は仕様検討のうえ、岡山県新庄村内へ設置いたします。
▼最優秀作品
「アシアト」 石上芳弘、鶴晃平(大阪府)
|作品選評|
津田和俊(京都工芸繊維大学 講師)
かつて「東の箱根、西の四十曲」ともいわれた出雲街道の難所であり、始終曲がっている四十曲峠。その麓に新庄の宿場町ができ、家並みが続いた。峠の森を越えてようやく家並みをみつけた時の安堵、そこに向かって歩き自然にできた足跡の轍、を想った。
石井聖己(プロダクトデザイナー, SEIKI DESIGN STUDIO)
はじめに見たときに「抜け感」がいいなと思いました。環境とのにちょうどよいセパレーションを実現しており、今回のテーマに沿った提案だと思います。森への入り口であったり、大きな広場であったり、新庄村でも設置できそうな場所はいくつかあり、設置してみたいなと思わせる内容でした。滞在する場所としても良いですが、鳥居のようなくぐることにより気持ちが切り替わるような効果を持っているなと思います。またCNCの良さをうまく生かしており、無駄なく効果的な造形を生み出しているあたりも好印象でした。
津川恵理(建築家, ALTEMY代表)
森で居場所をつくること、NCルータを活用するメリット、森の魅力を引き出すこと、このコンペで与えられた条件にバランス良く応答していたように思う。本提案で作られる新たなインターフェースを通して、独自の風景の見え方に期待する。外と内で見え方が異なるギャップも良かった。
▼優秀作品
「森の雫」 姚雄翊(台湾)
|作品選評|
津田和俊(京都工芸繊維大学 講師)
近年、気候変動のため、山に積もる雪が減って雪解け水が少なくなり、加えて集中豪雨の土砂流出により、源流域である新庄川の生態系にも変化があると伺った。その中で、本作品をはじめ、水を扱った作品群は、水源の森の価値を私たちに問いただすだろう。
石井聖己(プロダクトデザイナー, SEIKI DESIGN STUDIO)
毛無山の山頂にこの建物があったら、ちょっとした目的地になるなと感じました。集めた水が飲めるのかはわからないけれど、ここで滴るしずくを眺めながらコーヒーを淹れたりできると最高ですね。
津川恵理(建築家, ALTEMY代表)
物を作る上でのプロポーションが俊逸だった。プレゼンテーションのクオリティも高い。しかし、本提案が木材で構成されてはいるものの、デジタルファブリケーションへの接続性は感じとりにくかった。形態としての美しさと、新しい技術を用いた新奇性の両立をもう少し期待したかった。
▼学生賞
「人と森を繋ぐ小さなもの」 柴田楓也(摂南大学)
|作品選評|
常々、人が立ち入る目印として木々に結ばれている蛍光色のリボンやカラーコーンなどが気になっていました。そうした課題意識に答えてくれる提案だと思います。環境に溶け込みすぎて目立たないのではないかという疑問はあるけれど、樹種を変えたりと工夫をして自然由来のもので人の存在や道標のようなものが作れたら素敵だと思います(評:石井聖己)。
「Hexagolo」 大林孝丞(桐朋高校)
|作品選評|
ふかふかの腐葉土か、はたまた石や鉄屎(かなくそ)に当たるか。差し込むことで森の地形や地面と対話する道具、面白い!六角形は同じ面積をつくるのに必要な周の長さが四角形や三角形と比べて短く、うまくやれば、制作時にもCNCルーターのエンドミルの移動距離を短くしつつ端材を減らすことにも貢献できるかもしれない(評:津田和俊)。
「三角の空白」 春田隆道(北九州市立大学大学院)
|作品選評|
森という多方向性に上手く応え、提案の具体性が評価された。また、上部を拡げ、座面の面積よりも空間としての気積を大きく捉えるアプローチも良かった。ただ、コンペという枠組みで審査員の期待や想像を超えていくにはあと一歩及ばなかった(評:津川恵理)。
▼ 審査総評
津田和俊(京都工芸繊維大学 講師)
今回、十代から六十代まで、また幅広い職業の個人やグループの方から多くのご応募をいただき、この村の出身者としても、あらためて感謝を申し上げます。応募作品はこのコンペで終わることなく、実際の制作や実装につながることを期待して、クリエイティブ・コモンズとして公開していただいています。アイデアをこれからみんなで育てていけたらと思います。
石井聖己(プロダクトデザイナー, SEIKI DESIGN STUDIO)
森に居場所を作るというテーマに対して実に様々な角度で提案を頂き、非常に頭を悩ませた。特にセパレーションというキーワードに対して、分断・遮断(パーソナルスペース)と捉えた提案が多い一方、一歩踏み込んで森との調和を前提としたセパレーションを提案してくれていた案や、森と人との共存という普遍性の高いテーマに臨んだ案もあったりと非常に視座に富んだコンペであったと思う。
その中で、やはり自然との調和や、心地よいセパレーションを提案して頂いた案に最終的に票が集まり、ものづくりの観点からも非常にレベルの高い提案がされていた案が最優秀の作品に選ばれた。今後の実現を楽しみにしています。
豊かな自然と日本の村の原風景のような人口1000人にも満たない村だけれど、若い人を中心に新たな活動も増えており、この規模だからこそできる新たな動きもあると感じている。是非このコンペを通して今後の村の動向にも注目してもらいたい。
津川恵理(建築家, ALTEMY代表)
小さなプロダクトから新築で建つような建築まで、様々なスケールの提案が集まり、幅広い解釈に触れられて大変面白いコンペでした。実際に作らなければならないというハードルの中で、具体性に富んだご提案を多々頂きありがとうございました。今回審査で結果が及ばなかった方の提案も、いつか社会のどこかで実装されることを願っています。
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※2021/9/14更新:
応募状況を鑑み、募集〆切を2021/9/17(金)から2021/9/30(木)に延長いたします。引き続きご応募検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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※2021/8/26更新:
Q. 応募要項に「クリエイティブコモンズとして配布、二次利用されることを認めていただきます」とありますが、クリエイティブコモンズの表示種別に指定はありますか?
A. ありません。Fabble.ccへの投稿時に、いずれか選択してください(サイトの仕様上、[改変禁止]は選択できません)。種別についてはご自身のポリシーにおいて選択していただいて構いません。いずれの表示も応募資格を失わせるものではなく、また審査において[有利/不利]もありません。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
https://creativecommons.jp/licenses/
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※2021/8/25更新:お問い合わせがありましたので、Fabble(https://fabble.cc/)に投稿形式例を作成しました。投稿の様式はこれに限るものではありませんが、応募の必要な最低限の基礎形式として下記リンク参照してください。
Fabble|[投稿形式例]里山空間デザインコンペ|※ここに作品タイトルが入る
https://fabble.cc/ryyamada/morinoibasho
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●応募要項
テ ー マ : 木工用CNCルーターで切り出したオブジェクトを組み上げ、森に人が過ごす空間を作り出す。
募集期間 : 2021年7月30日(金)~2021年9月30日(木)
応募方法 :
作品をfabble(https://fabble.cc/)へオープンソースプロジェクトとして投稿し、下記リンクの応募フォームにアクセスしてご応募ください(※プレゼンシート(A3, 1枚)と設計データを添付し、必ず「#ffdc2021」タグをつけてください)。
審 査 員 :
津田和俊(京都工芸繊維大学 講師), 石井聖己(プロダクトデザイナー, SEIKI DESIGN STUDIO), 津川恵理(建築家, ALTEMY代表)
賞 金 :
最優秀賞(1点)20万円、優秀賞(1点)5万円、学生賞(3点)1万円
※最優秀賞作品は副賞として実際に製作し、一定期間岡山県新庄村内の森林に設置します。
※製作滞在時の交通費及び滞在費は主催者が負担します。
条 件 :
●岡山県産材を使用した木造を基本とした、森の景観にとけこむ什器または仮設構造物。
- ジョイント部へ金物使用、タープ等の布素材の一部使用は可とする。
●CNCルーターを活用して製作可能な仮設構造であること。
- 板材をCNCルーターで抜き加工したパーツを組み合わせて立ち上げることを基本とする。
- 2,400mm×300mm×30mm厚の針葉樹無垢材を基本材料とする。
●作品は本人のオリジナルに限り、他者の著作権を侵害することを禁じます。
●雑誌や書籍、Web ページなどの著作物から複写した画像の使用を禁止します。
●著作権侵害が発覚した場合は、主催者の判断により入選を取り消す場合があります。
また賞金を返却していただく場合があります。
●提案書類はすべて展覧会場、Web 及びFacebook等のSNSで公開します。
●表彰作品の著作権は入賞者に属しますが、クリエイティブコモンズとして配布、二次利用され
ることを認めていただきます。
●主催団体が事業趣旨にもとづいて作品を報告書・ホームページに掲載、図書出版または
展示のために用いる場合、この使用を無償で認めていただきます。
●著作権などの不正が発覚した場合、主催者は責任を負いません。
問い合わせ :
Tel 0867-56-7550(一般社団法人むらづくり新庄村, 担当:山田)
E-mai yamada@shinjo-son.jp
主 催 : 一般社団法人むらづくり新庄村
後 援 : 岡山県新庄村
[募集終了]ローカルベンチワークショップ
●募集概要
岡山県美作国管内で、地域産材を使ったベンチを製作するワークショップを一般社団法人むらづくり新庄村と共同で開催し、完成したベンチの設置場所をご提供いただける[個人/法人]さまを募集いたします。
実施予定:2021年8月~10月(全3回, 2週間を1単位として実施します)
場 所:美作国管内の観光施設、商業施設、広場、商店街など公共スペース 等
応募資格:設置予定場所の管理権限を持ち、設置後のメンテナンスを継続的に行っていただける個人/法人さま
応募方法:下記のアドレスから申し込み画面に移動し、必要事項を記入ください。
https://docs.google.com/forms/d/1vp_gNlLrIVda4umsw2vOFVd5knJX8Dkhf-YA0FyNDt0/edit
ワークショップ概要:
Day1 - 参加者といっしょに設置場所の環境や人の流れを観察し、ベンチに求められる仕様を構想する。
Day2 - 構想をもとに設計されたベンチを、現地で組み立て/研磨/塗装を行い、設置します。
※詳細構造の設計、材料の切り出しは一般社団法人むらづくり新庄村にて行います。
※Day1とDay2は、2週間の間隔をおいてスケジュールを設定いたします。
※期間中、新庄村にある加工施設FabSpaceShinjoでの加工風景を自由にご見学いただくことが可能です。
※ワークショップの実施、ベンチの製作において、共同開催者さまの費用負担はありません。
※応募が実施上限(3回/年)を超えた場合は、設置による効果を総合的に判断のうえ、決定させていただきます。
お問い合わせ:
FabSpaceShinjo(一般社団法人むらづくり新庄村, 〒717-0201 岡山県真庭郡新庄村1143-4)
0867-56-7550 (担当:山田)