総社市役所 新庁舎 キッズスペース

総社市役所新庁舎の1Fに配置されたキッズスペースに設置する家具と積み木を製作させていただきました。

「総社市新本地区から切り出した一本の間伐材から製作する」というストーリーのもと、伐採し自然乾燥させた丸太からとれた、30×90mmの材木11本、30×30mmの材木47本を余すことなく活用して家具・積み木を製作しています。

家具は木材の本来の自然な印象を損なわせないために、木栓でのビス隠しを必要最低限とし、ダボ接着で工夫しながら製作を進めました。また、こどもたちが使用することを考えて角を丁寧に落とし、滑らかな手触りになるようによく研磨をして仕上げています。

積み木は総社市を地区ごとに分け、訪れた人が楽しみながら総社市について知ることができるようにレーザーでの印字も行いました。


個人的に大きな丸太の状態の時から見ていたので、製材されると実際に使える本数が意外にも少ないことに少し驚きました。一本の木から家具を作るという貴重な経験を経て、木材の価値とものづくりについて改めて向き合うことができました。

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Material : ヒノキ

Date : 2025年4月

Design:岡山県立大学畠和宏研究室



FabSpaceShinjo|岡山県新庄村